前置き

大変長い言葉になっておりますが、 高齢者の老後の人生を豊かにする アイディアと 衰退していく シニアクラブを活性化するアイディアが詰まった会長の切なる想いです。 使えるアイディアがありましたら 是非使ってどこかで誰からでも高齢者の幸せのためになればと願っております。ご意見がありましたらご連絡をお願いします。

会長の言葉

 今は少子高齢化の時代、日本は平均寿命世界一です。子どもが減り、働く生産年齢の人が減り、高齢者だけがどんどん増えています。高齢者が増加しているのにシニアクラブは全国的に減少しております。磐田市でも大きく減少して半分以上の町にはシニアクラブが無い状況です。なぜでしょうか。現状のシニアクラブに参加したくなる魅力が無くて必要とされていないのかもしれません。

 

 シニアクラブに加入したらできていたことが、今は元気であれば個人で何でもできる時代になっています。例えば昔、流行った老人会の親睦旅行は個人でも旅行会社に頼めば行きたいときに安全安心快適に連れて行ってくれます。老人会でやる健康の為の軽いスポーツはジムなどへ通えば好きな時間に快適に色々なスポーツなどが楽しめます。みんなで映画DVDを見なくても家庭の大型テレビで映画見放題があります。助け合わなくても色々な宅配サービスがあり、デイサービスでは高齢者どうしの親睦、身体のケア、脳トレ、入浴、送り迎えまでしてくれます。通販で何でも欲しいものが翌日に自宅へ届きます。シニアクラブの今までの使命や役割は終わったと言えるかもしれません。

 

シニアクラブの新しい役割はないのでしょうか。現状を分析しながら考えてみましょう。

現代人は人間関係が希薄になっていて人と関わることを嫌い、何事にも無関心な方が増えてしまっています。ましてや会の世話役などやりたがらない時代になっています。シニアクラブの会長や役員をやる方がいなくてシニアクラブが消滅していっています。そんな今の状況では参加をお願いしてもシニアクラブに入ろうとしません。それが今の普通の高齢者でしょう。シニアクラブに入って頂いて世話役になってもらう、趣味クラブで毎週頑張ってもらうことや地域のボランティアに出向いて頑張ってもらうことなどは今の時代には無理でしょう。

現役引退した高齢者の社会参加について考察、私の経験からの推定では高齢者の関係する組織に参加している参加率はサロン参加5%、シニアクラブ10%、その他団体に参加5%位なので合わせても20%程度であり、逆を考えれば80%のお年寄りは社会参加、社会的な繋がりが無い状況であり大きな問題です。私はこの80%の方に目を向けて行政はもちろん我々高齢者仲間が社会参加をもっと積極的に促す必要があると考えています。

一方、医療の進歩などで長生きできます。引きこもる高齢者が増え、そのため足腰が弱くなり医療費のかかる高齢者が増えているのが現状です。 それは言い換えれば若者に高齢者の高額の医療費の負担を押し付けて、彼らの将来を危うくさせています。 年金、健康保険料、介護保険料の掛け金を多く負担させられ、さらに将来自分達はもらえる分は目減りして自分達が高齢者になったときに社会保障に期待できないと思っているでしょう。ですから高齢者を元気にさせて医療費のかからないようにしなければなりません。 的確な説明になってないかもしれませんが本質的なところは間違ってないと思います。 出来るだけ多くの高齢者の方にシニアクラブをうまく利用、活用していただければ、前向きに社会活動をして、引きこもらない心身ともに強い元気な高齢者になって頂くことができると信じております。

今ひとつ、私たちは共に老いていく仲間であることに気づいて欲しい。今は元気でも5年、10年先のことを考えてください。老いて身体も心も弱っていくことは避けられません。シニアクラブの仲間と衰えていくことを遅らせる運動したり、支え合っていけば元気に長生きでき、寂しくない老後の人生にできるはずです。

 

高齢者に元気になっていただきたい私の三つの提案があります

 

一番目、どの町内にもある公会堂を活用して、時間のある高齢者に当番を引き受けてもらい、高齢者の居場所として活用、そこに集まることで、顔を合わせることで忘れてしまっていた温かい人間関係を思いだせれば、自然に親しみがわき、情がわき、仲間意識生まれ、共感ができて昔に戻ることができると考えています。公会堂で知り合いになり親しくなり、そこで一緒に話して、遊び、一緒に学んで刺激を受けてお互いに良い影響が与えられるようになりたい、なってほしいです。公会堂にはみんなが楽しめる将棋・囲碁・オセロ、トランプ・花札・麻雀・けん玉などのゲームや用具、身体を動かす道具、楽しめて役立つ動画、癒される音楽、美味しいコーヒー、お茶など全ての人が癒されるものが準備してあります。一人住まいの高齢者、老々夫婦だけの世帯が増えていて寂しく暮らしている方が増えています。少し勇気をだして公会堂に来て、親しくなって下さい。引きこもって寂しい暮らしにさよならしましょう。

 

二番目、昔できていた懐かしい温かいご近所付き合いを私たち高齢者が昔を思い出し復活させ、若い人にみてもらい、温かい近所付き合いをまねてもらい孫の時代まで繋いでもらうことです。 その思い出すきっかけにシニアクラブを活用して欲しいです。思い出して一人で実行するには恥ずかしかったりするのでシニアクラブの仲間みんなで実践していけば必ず復活できると思います。 例えば、余るほどもらい物があったらご近所に配る、おかずを多めに作ればご近所に配る、売り出しでお安い物をみつけたら多めに買ってご近所に配ることなど。庭いじりをしていて、前を通りがかる人には声を掛け立ち話に花を咲かせることなどです。ご近所の助け合いから始めて普段の生活の場を人と温かくつながり楽しく健康的に活動できるお年寄りになっていただきたい。昔できていたので難しくないでしょう。シニアクラブのみんなで始めましょう。

結果、元宮町に温かい近所付き合いを残して若い人の未来を、少しでも明るくしてあげられたらいいですね。

 

三番目、逝く迄に社会や子ども達に何を遺していけるか考えてみましょう。我々高齢者は永く生きて苦労して学んで身につけた先人たちの知恵や暮らしの便利な知恵、賢い生き方などをシニアクラブに持ち寄り、みんなで練り上げて正しくまとめて残し、伝えることで若い方に役立ててもらえるように、上手に活用してもらえるように導きましょう。若い人に無駄な経験をさせないでお年寄りの知恵を授けましょう。一人ではできない、一人の知恵だけでは物足らないとすれば、シニアクラブのみんなの知恵を出し合い総力を挙げて残すべき価値のある物にして残して伝えて若い人が幸せになっていくのを確認してから逝きましょう。 

それは人生の名言格言だったり 、永年の趣味など努力鍛錬して上達した残したい名人級の作品は見る人を癒やし、目標にもなるかも、膨大な情報の中から人生や生きていく中で賢く選んで持っている役立つ情報、シニアクラブの中で培った情報や行動や人間関係の上手な付き合い方、町の行事の上手な進め方などなど元宮町シニアクラブのホームページにかなり具現化してあります。

 事例としてホームページには5人の名人達人の残した作品を載せてあり、過去の町の行事に参加したお年寄りの姿を写した写真が5000枚も掲載してあります。元宮町の高齢者の生きた記録が永久に残されました。それは、我々が逝ってしまった後、見ていただいて少しだけ思いだして偲んで頂きたいなと、老いてゆく私達のわがままかもしれません。その他シニアクラブで選んだ残したいデータや写真動画などお役立ち情報など盛りだくさん掲載してます。我々が逝くまでの間に次の時代に役立つ多く情報を集めて心を込めてネット社会の遺言としてホームページに残していきます。

 

又、目に見えない残したいものがあります

損得が優先される現代社会に温かい風習だったり、近所付き合いができる温かい町そんな元宮町を残したい。年金が減ってしまう明るくない老後が待ちうけている次の世代の人たちにせめて老後には住みやすい 温かい町の人情などを残してあげられれば 我々が逝ってしまった後、空から少しは安心して見守ってあげられるのではないでしょうか。

 

                            

                           元宮町シニアクラブ会長 吉野芳一

 



 前会長の言葉

 

 ずいぶんと長い道を歩いてきたもんだ。

 息が切れそうな急な坂道も、転げるような下り坂も。

 一人で道に迷って途方にくれたり、ぬかるみに足を取られてもがいたり…。

 だでなぁ、

 ずっと休まず歩いてきたんだで、ここらでちょっくら一息入れまいか。

 花も実もある人生の、ゴールに続く遊歩道で、気の合う仲間たちと一緒にな。 

 

シニアクラブ会長 八木 義弘